研究成果の概要 |
本研究は、就学前の自閉症スペクトラム児は、注視点検出装置であるGazefinder(以下、GF)による注視率が療育によって変化するか、療育による社会性の発達が療育後の注視率と関連するかを明らかにすることを目的とした。 2017年度は、検査の途中で飽きてしまい2名が離席し32名中30名、2018年度はGF調査前から拒否が強かった1名を除く33名中32名が全検査を受けることができた。療育前後で顔画面の注視率(まばたきの口,口動の口とそれ以外)に有意差が見られた。療育後の社会性の発達年齢の変化量と静止顔画面での目、口、画面全体の注視率の変化量と関連が見られた(r=.385, .390, .516)。
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