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2017 年度 実績報告書

SLE患者の療養生活における夫のサポートを促進するプログラムの開発と有効性の検討

研究課題

研究課題/領域番号 17H07286
研究機関兵庫医療大学

研究代表者

井上 満代  兵庫医療大学, 看護学部, 助教 (70803667)

研究期間 (年度) 2017-08-25 – 2019-03-31
キーワード全身性エリテマトーデス / 療養生活 / サポート / プログラム開発 / 有効性の検討
研究実績の概要

本研究は全身性エリテマトーデス(SLE)患者の療養生活における夫のサポートを促進するプログラムの開発と有効性を検討することを目的としている。
SLE患者は療養生活において多くのサポートを必要としているが、健康人よりも主観的・客観的サポートが乏しいと認知していることが明らかにされている。また、寛解の維持を目標として療養生活を送るSLE患者にとって、生活を共にする家族からのサポートは不可欠である。さらには、女性が9割を占めるSLE患者にとって夫からの療養生活における適切なサポートは重要である。
これらの背景を踏まえて、H29年度の目的は1.SLE患者の療養生活における夫のサポートの実態と患者の認知を明らかにすること、2.夫のサポートを促進するプログラムを開発することを挙げていた。H30年度の目的は3.プログラムの有効性の検討することとしている。
H29年度の研究実績は目的1の遂行のため、研究課題周辺の文献検討を実施し、文献レビューとして研究成果を学会にて報告した。その研究成果としては、SLE患者が抱える苦悩として、妊娠・出産に関連するものが多く報告されていることが明らかになった。また、妊娠・出産に悪影響を及ぼす因子として、SLEの疾患活動性の低減が重要であることなどが明らかにされていた。しかし、夫との関係性や夫からのサポートに関する報告は認められず、本研究の意義を再確認することに繋がった。研究の遂行としては、研究代表者が所属する大学および研究実施施設への倫理審査委員会で承認を得て、女性SLE患者への半構成的面接を開始した。今後は目的2および3を遂行していく。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

研究代表者が所属する機関および研究協力施設の倫理審査と研究対象者の選定に時間を要したため当初の計画より遅れた進捗状況となっている。
本研究において選定する対象者は既婚者で夫と共に生活しているSLE患者であり、家庭内の役割や関係性などの情報をインタビューで得るため、対象者の選定に時間を要したことが理由として大きい。

今後の研究の推進方策

今後は研究対象者への半構成的面談の継続とデータ分析をし、先行研究を踏まえた上で、本研究の2つ目の目的である「プログラム開発」を実施する。プログラム開発終了後、3つ目の目的である「プログラムの有効性の検討」に進む。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2018

すべて 学会発表 (2件) (うち国際学会 2件)

  • [学会発表] Predictors of adverse maternal outcomes among patients with systemic lupus erythematosus: a literature review2018

    • 著者名/発表者名
      Mitsuyo INOUE, Yukie IIZUKA
    • 学会等名
      The 21st EAFONS & 11th INC
    • 国際学会
  • [学会発表] Psychological Facets of Reproductive Health in Women with SLE: A Literature Review2018

    • 著者名/発表者名
      Yukie IIZUKA, Mitsuyo INOUE
    • 学会等名
      The 21st EAFONS & 11th INC
    • 国際学会

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公開日: 2018-12-17  

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