本研究の目的は3つであった。目的1:SLE患者の療養生活における夫のサポートの実態と患者の認知を明らかにすること、目的2:夫のサポートを促進するプログラムを開発すること、目的3:プログラムの有効性を検討することであった。 本研究の遂行にあたり、研究目的1のSLE患者の療養生活における夫のサポートの実態と患者の認知を明らかにするため、収集していたデータを分析した結果、当初設定していた研究協力者数ではデータが不足し、研究目的1の達成ができないことが判明した。そのため、研究目的1のデータ収集期間を延長して、研究協力者を募り、データ収集して分析をする必要が生じた。また、研究協力者の選定および同意取得にも時間を要したため、研究計画が約1年遅れ、研究補助金の交付期間の繰り越しをした。現時点での研究実績として研究目的1と2が明らかとなっている。研究3の実施にあたり、研究代表者の所属機関での研究倫理審査委員会での承認はされているが、新型コロナ感染症のため、研究実施が困難な状況である。
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