• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2018 年度 研究成果報告書

大学教育の「洗い流し」を阻止する中等社会系教員養成カリキュラムの開発研究

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 17H07290
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分補助金
研究分野 教科教育学
研究機関徳山大学

研究代表者

大坂 遊  徳山大学, 経済学部, 講師 (30805643)

研究協力者 岡田 了祐  お茶の水女子大学
川口 広美  広島大学
草原 和博  広島大学
後藤 賢次郎  山梨大学
斉藤 仁一朗  東海大学
堀田 諭  東京大学
南浦 涼介  東京学芸大学
村井 大介  静岡大学
渡邉 巧  広島大学
Hawley Todd S.  ケント州立大学
研究期間 (年度) 2017-08-25 – 2019-03-31
キーワード社会科教師志望学生の成長 / Rationale Development / 理論的根拠 / セルフ・スタディ / 教師教育者 / 駆け出し期の教師 / 介入研究
研究成果の概要

教員養成期における高等教育の学びの「洗い流し」と被教育体験に基づく教育観への回帰を阻止するため,文献調査とそれをふまえた教育実践を行った。文献調査では,米国社会科における「Rationale Development(理論的根拠)」概念の提唱者へのアクセスと重要文献の提供をもとに,教員養成期~初任期における「駆け出し期」の教師への教師教育者の積極的な介入が「洗い流し」の阻止に有効であることが明らかとなった。それをふまえ,他大学の教員らと協同で,セルフスタディの方法論を用いた省察と授業改善を行った。実践の結果,理論的根拠の形成を支援する教師教育は学生の新たな教育観の獲得にポジティブな影響を与えた。

自由記述の分野

社会科教育,教師教育,教員養成

研究成果の学術的意義や社会的意義

これまでの研究で,教師志望学生が教員養成期において大学での学びを捨て去り(洗い流し),自らが受けてきた教育にもとづく教育や授業のあり方へと回帰してしまう問題が指摘されてきた。本研究を通して,この問題を回避するためには,教師教育者である大学教員の教員養成期~初任期における積極的かつ継続的な介入が有効であることが明らかとなった。加えて,そのような介入を行う教師教育者の実践のあり方を模索するための方法論として,自らの実践を共同研究者とともに批判的に省察・改善していく営み(セルフスタディ)が有効であることが示唆され,実際に自らの所属校での実践を通して学生に一定の変容をもたらすことができた。

URL: 

公開日: 2020-03-30  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi