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2018 年度 実績報告書

iPS細胞由来神経細胞でつくるin vitroワーキングメモリモデル

研究課題

研究課題/領域番号 17H07358
研究機関国立研究開発法人理化学研究所

研究代表者

矢田 祐一郎  国立研究開発法人理化学研究所, バイオリソース研究センター, 特別研究員 (80805797)

研究期間 (年度) 2017-08-25 – 2019-03-31
キーワード多点電極アレイ / iPS細胞由来神経細胞 / 神経同期活動
研究実績の概要

本研究では、iPS細胞(induced pluripotent stem cell:人工多能性幹細胞)から分化したiPS由来神経細胞集団に対して、電気刺激をすることで細胞集団が一時的に保持できる情報容量(=ワーキングメモリ容量とする)を評価する手法を開発することを目的とした。一般的に調べられるタンパク質や遺伝子発現、生存率や形態だけでなく、神経集団の機能を評価する手法として、神経疾患in vitroモデルを創薬基盤として利用する上で有用であると考えられる。
平成29年度に実施した研究では、高密度電極アレイ上でもマウスiPS由来神経細胞集団からの神経活動が取得できることを確認した。本年度は、昨年度に確立したマウスiPS由来神経細胞の電気活動計測系を元にして、ヒトiPS由来神経細胞を使用した電気活動計測・刺激実験を実施した。電気計測には高密度電極アレイ、マルチウェル電極アレイを使用した。(a) 販売されているヒトiPS由来神経細胞1株、また、(b) ヒトiPS細胞3株から分化させた神経細胞に対して、マルチウェル電極アレイ上で細胞培養し、神経活動を定期的に計測して発達による変化を観測した。上記すべての株で神経細胞発火、及び神経細胞集団の同期発火が生じてくることを観測した。それぞれの使用株で、電気計測・刺激実験に適した培養日数を検討した。また、(a) の細胞株を使用して、マルチウェル電極アレイ上に培養し、電気刺激を与える実験を実施した。(b)の細胞株を高密度電極アレイ上で培養し、神経細胞発火、及び神経細胞集団の同期発火が観測されることを確認した。

現在までの達成度 (段落)

平成30年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

平成30年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2019

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件)

  • [雑誌論文] 神経細胞の分散培養系における集団同期発火パターンとネットワーク構造の発達2019

    • 著者名/発表者名
      鹿山 敦至, 矢田 祐一郎, 高橋 宏知
    • 雑誌名

      電気学会論文誌C(電子・情報・システム部門誌)

      巻: 139 ページ: 570-578

    • DOI

      doi.org/10.1541/ieejeiss.139.570

    • 査読あり

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公開日: 2019-12-27  

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