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2018 年度 研究成果報告書

高強度THz光照射による生体高分子の制御

研究課題

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研究課題/領域番号 17H07365
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分補助金
研究分野 分子生物学
研究機関国立研究開発法人理化学研究所

研究代表者

山崎 祥他  国立研究開発法人理化学研究所, 光量子工学研究センター, 基礎科学特別研究員 (50798345)

研究期間 (年度) 2017-08-25 – 2019-03-31
キーワードテラヘルツ / 生体高分子 / アクチン
研究成果の概要

本研究では、ジャイロトロンを光源とした高強度テラヘルツ(THz)光の照射により水溶液中のアクチン繊維形成が促進されることを見出した。THz光はその周波数が高分子の分子間結合に相当するため、高強度照射により高分子の高次構造変換を誘起できると考えられているが、これまで生体内に存在する高分子への影響は明らかになっていない。本研究はTHz光がアクチン繊維など生体内高分子の人為的制御に利用できる可能性を示した。

自由記述の分野

分子生物学

研究成果の学術的意義や社会的意義

分子間振動や格子振動を励起可能な高出力THz光源は存在するが、THz光照射による細胞内のタンパク質高次構造操作や機能制御を目的とした研究は行われていない。本研究ではTHz光照射によりタンパク質の構造変化を誘起可能であることを明らかにした。アクチンは細胞の遊走、増殖、分裂など様々な生命現象に関わる。そのため、THz光によるアクチン繊維の操作は将来的な新しい細胞機能制御手法の創出に繋がることが期待できる。

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公開日: 2020-03-30  

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