研究課題
該当年度には、180Lの容積をもつ大型試作機開発を開始した。クリーンルームの拡張やガスシステムの大容量化、大型かつ重量のある圧力容器を設置し蓋の開閉をスムーズに行える架台の設置といった環境整備をはじめ、容器内に構築する検出器部分や読み出し回路も完成し、性能評価の準備を整えた。圧力容器の気密性や、回路の性能確認、構造物の仮組などに問題ないことも確認している。
2: おおむね順調に進展している
計画している大型試作機が、180Lの圧力容器を中心にほぼ完成に至り、光検出器からのダークカウント信号を取得することに成功した。
昨年度に作成した180Lの大型試作機を高圧キセノンガス検出器として動作させ、そののちにエネルギー分解能、粒子識別能力、長期安定性といった性能について評価する。
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Journal of Instrumentation
巻: 13 ページ: P07015
10.1088/1748-0221/13/07/P07015