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2018 年度 実績報告書

顧客ニーズのビッグデータ解析を組み込んだ統合的プロダクトデザイン手法の構築

研究課題

研究課題/領域番号 17J01571
研究機関大阪大学

研究代表者

澤井 伽奈  大阪大学, 工学研究科, 特別研究員(DC2)

研究期間 (年度) 2017-04-26 – 2019-03-31
キーワードModular design / Product architecture / Design structure matrix / Customer needs / Assembly sequence
研究実績の概要

顧客ニーズ間の相関関係をモジュール化設計に反映させることができれば,顧客ニーズにより迅速かつ柔軟に対応した製品提供の実現が期待できる.そこで本研究はデータマイニングによる顧客情報のビッグデータ解析を組み込むことにより,顧客ニーズ・技術的実現可能性・経済的合理性を統合的に考慮してモジュール化設計を行うプロダクトデザイン手法を構築することを目的としていた.
上記研究目的達成のために,本年度は平成29年度までの研究において構築したモジュール化設計手法を産業用三軸直交ロボットへ適用することにより得られるモジュール化設計の結果について,当該ロボットの製造企業からのレビューを受け,枠組みの洗練化に取り組んだ.これにより得られた知見をまとめた論文が日本機械学会論文集に掲載された.さらに,構築した手法をより幅広い対象に適用可能な汎用的な手法とすることを目指し,ここまでに構築してきたモジュール化設計のためのプロダクトデザイン手法を産業用ロボットと性質の異なる民生用製品である家庭用空調機の課題に適用することを通じて手法の汎用化に取り組んだ.民生用製品においては,産業用製品のような顧客ニーズに合わせて製品をカスタマイズして提供する生産方式とは異なり,多品種少量生産が行われる.これを踏まえて新たに多品種少量生産を行うための生産の柔軟性を考慮するために,製造工程を考慮したモジュール化と組立手順のデザインを行えるように手法を拡張した.さらに,構築した手法を家庭用空調機に適用し,その効果の検証を行った.また,以上で得られた知見の一部を日本機械学会第28回設計工学・システム部門講演会にて発表したほか,これまでの研究内容が評価され日本機械学会2018年度年次大会先端技術フォーラムに招待を受け講演した.さらに平成29年度以前から平成30年度における博士課程を通じた一連の成果を学位論文として取りまとめている.

現在までの達成度 (段落)

平成30年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

平成30年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2019 2018 その他

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (2件) (うち招待講演 1件) 備考 (1件)

  • [雑誌論文] 受発注適正化のためのマルチドメインマトリクス分析による注文仕様生産製品のアーキテクチャ設計法2019

    • 著者名/発表者名
      澤井伽奈,野間口大,藤田喜久雄
    • 雑誌名

      日本機械学会論文集

      巻: 85 ページ: 18-00301

    • DOI

      https://doi.org/10.1299/transjsme.18-00301

    • 査読あり / オープンアクセス
  • [学会発表] DSMに基づく製品アーキテクチャ設計方法論の製品種別や生産方式への依存性2018

    • 著者名/発表者名
      澤井伽奈,野間口大,藤田喜久雄
    • 学会等名
      日本機械学会第 28 回設計工学・システム部門講演会
  • [学会発表] 顧客価値を最大化する製品アーキテクチャ最適設計の取り組み2018

    • 著者名/発表者名
      澤井伽奈
    • 学会等名
      日本機械学会2018年度年次大会先端技術フォーラム
    • 招待講演
  • [備考] 大阪大学大学院工学研究科機械工学専攻統合デザイン工学部門設計工学領域

    • URL

      http://syd.mech.eng.osaka-u.ac.jp/

URL: 

公開日: 2019-12-27  

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