博士課程の3年目である本年度は研究課題の「生物の自己組織化を制御する動的チューブ理論の構築と実証」に関して、生物細胞からなる組織の形状制御に取り組んだ。これまでの実験によって得られた結果をもとに、モデルの修正を行った。検証のための材料不足があれば、その中で、本システムの実用性を検証するとともに、新たな課題を発見し、システムの改善に取り組んだ。年度始めから体調を崩してしまったが、前年度と同様に試行錯誤の一年であり、成果の一部を論文の形でまとめることができた。年度末に国際学会での発表も控えていたが、COVID-19の影響もあり参加を辞退した。これまでの3年の研究成果をもとに、これからは人生を通して仮説と検証を繰り返していこうと考えている。
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