今後の研究の推進方策 |
来年度は、中世から近代にかけて活動したグジャラート詩人(Narasinha Mehta, Mirabai, Akho Bhagat, Shamal Bhatt, Dayaram)の文献史料をグジャラート州のアフマダーバード市にある研究機関等で収集することを計画している。そして、これらのグジャラート詩人の文献精読・分析を続けて、これまで十分に解明されていなかったガーンディーの宗教政治思想と中世~近代グジャラートの思想状況との影響関係を明らかにしていく。 上記の研究により得られた成果は、来年の7月にインドのニューデリー市で開催されるAssociation for Asian Studies in Asiaを中心とした国際学会の場で発表することを予定している。 加えて、来年度は現在進行中の研究活動と内容的に密接に関わる博士論文の出版を予定している。さらに、この日本語で出版された本を英語に翻訳し出版することも計画している。 また今後、筆者の研究活動の幅を国際的に広げるために、A. Raghuramaraju教授の紹介により、Jay Garfield教授やNalini Bhushan教授等を中心に国際的に展開している現代インド哲学に関する新しい研究チームにも参加する予定にある。
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