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2019 年度 実績報告書

LHCの結果及び自然性問題が示唆するプランクスケール物理の解明

研究課題

研究課題/領域番号 17J03848
研究機関大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構

研究代表者

川名 清晴  大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構, 素粒子原子核研究所, 特別研究員(PD)

研究期間 (年度) 2017-04-26 – 2020-03-31
キーワード統計力学 / 標準模型 / アクシオン / CMB
研究実績の概要

私は今年度自身の研究課題「LHCの結果及び自然性問題が示唆するプランクスケール物理の解明」に関連して、受入教官である磯 暁教授と議論するとともに、Stanford 大学でも研究を 行った。
(1)場の理論への応用を視野に統計力学における(密度)繰り込み群の応用について考察した。これまでの自身の研究において、古典液体の統計系に着目しそれに対してスケール変換 x→ax を施し大分配関数 Z[v(r);μ,T,V]の応答を見ることで相関関数に対する厳密な方程式系(Density Renormalization Group Equation (DRGE))を構成していた。本年度は、それに対しKirkwood 近似などで知られる 3 点相関関数以上を理想気体におく場合の解析を考察した。現在その近似において数値解析を実行中であり、そこから状態方程式などの熱力学量を得ること、及び非自明な臨界現象を実現出来るがどうかを見ることが今後の課題である。
(2)加えて標準模型の拡張模型であるB-L模型の研究も行った。B-L 模型は比較的シンプルな拡 張であるが、それに基づいた宇宙の熱化の歴史は非自明であり、特に TeV scale でinflation が起こることが特徴である。一般にこのような inflation が起こるとそれ まで宇宙に存在していた様々な物質は dilte され、再び再加熱が起こる。特に axion も例外で なく、このような dilution により現在の axion abundance が大きく変わる可能性がある。これにより従来では難しいとされていた axion 由来の揺らぎによってCMBを説明出来る可能性を議論中である。

現在までの達成度 (段落)

令和元年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

令和元年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 国際共同研究 (1件)

  • [国際共同研究] Stanford University(米国)

    • 国名
      米国
    • 外国機関名
      Stanford University

URL: 

公開日: 2021-01-27  

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