研究実績の概要 |
昨年度までに得られた本研究課題の成果をいくつかの国際研究集会、国内のセミナーなどで報告した。主なものとしては以下が挙げらえる。(1)京都での国際研究集会(10th CFT Seminar: A Conference on Vertex Algebras and Related Topics)、(2)韓国のソウル大学への招聘および講演、(3)台湾での国際研究集会(Workshop on finite groups, vertex algebras and algebraic combinatorics)、(4)その他4件の国内講演。
研究面では、昨年度までのW代数の脇本表現およびparabolic inductionに関する研究結果を論文としてまとめ、学術雑誌に投稿した。その他に(1)筑波大学の桑原敏郎氏との副正則べき零元に付随するW代数の生成元およびその臨界レベルにおけるAdamovic予想の解決(学術雑誌に投稿中)、(2)デンバー大学のAndrew Linshaw氏とのA型のスーパーW代数のコセット構成に関する伊藤予想の最初の非自明な場合の解決および表現論の研究(京都の国際研究集会のプロシーディングに投稿)、(3)アルバータ大学のThomas Creutzig氏とのB型のW代数のコセット構成(同氏とAndrew Linshaw氏およびペリメーター研究所のDavide Gaiotto氏によって予想されていた構成)に関する共同研究がある。
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