研究課題
特別研究員(RPD)温文氏は初年度及び翌年度の最初の4か月間にイギリスのInstitute of Cognitive Neuroscience (ICN), University College Londonに渡航し,Prof. Patrick Haggardのグループと共同研究を行った.運動主体感の生起または喪失によって,注意及び知覚感覚処理の変化について,行動実験および脳波実験を用いて調べた.ICNの研究グループではこの分野の専門家が多数所属し,行動実験及び脳波実験のための被験者データベース,脳波計測装置,実験室が整えているため,当初計画した研究を順調に進めることができた.温氏は初年度において運動主体感の生起によって注意の変化及び脳波における特徴的な変化を調べ,運動主体感の生起の時間特性を解明するため重要な成果を得た.これらの成果はJournal of Cognitive Neuroscience及びNeuroImage誌に論文として掲載された.翌年度において,再度イギリスに滞在し,運動主体感の生起と運動制御のモデルを構築し,行動実験を用いて検証を行った.その成果は現在学術論文の投稿準備中である.その後,常勤の研究職に就いたため,特別研究員の採用を年度中に辞退したが,採用期間中に十分な成果を挙げていると言えると考えられる.
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
すべて 2019 2018 その他
すべて 国際共同研究 (1件) 雑誌論文 (5件) (うち国際共著 1件、 査読あり 5件、 オープンアクセス 2件) 学会発表 (8件) (うち国際学会 5件)
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