研究課題
新しい施設配置問題に関するいくつかの成果を得て、国際会議や学術論文雑誌で発表できた。まず、なるべく施設を分散して、最適に配置するdispersion問題に関しては、多項式時間ではないが、比較的高速な指数時間アルゴリズムを設計し、国際会議FAW2018にて発表した。また、他の自然なdispersion問題を解く、近似アルゴリズムを設計し、国際会議CCCG2018にて発表した。この問題は、各点のコストを最寄りの点までの距離ではなく、もよりのk点までの距離の合計としたもので、k=1のときが従来のdispersion問題に対応する。すなわち従来のdispersion問題の一般化した問題である。さらに、問題を1次元に制限したとき、dispersion問題を高速に解くアルゴリズムを設計し、国際会議COCOA2018にて発表した。これらは、採択率が30-50%の国際会議である。また、どのクラスタも指定個数の要素を含むように、データを分割するr-gathering問題について、入力がstarグラフであっても多項式時間で解くアルゴリズムを設計し、国際会議WALCOM2019にて発表した。これは採択率が30%の国際会議である。さらに、幾つかの列挙アルゴリズムを学術雑誌に掲載することができた。
1: 当初の計画以上に進展している
多くの関連する自然な問題に対し、新規のアルゴリズムを開発し、これを多くの国際会議で発表することができた。
さらに、多くの自然な関連する問題に対して、高速なアルゴリズム等を設計する予定である。実際のデータを使った実験にも挑戦したい。
すべて 2019 2018 その他
すべて 国際共同研究 (1件) 雑誌論文 (6件) (うち国際共著 3件、 査読あり 6件) 学会発表 (4件) (うち国際学会 1件)
Journal of Graph Algorithms and Applications
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