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2019 年度 研究成果報告書

格子問題を解く量子アルゴリズムの耐量子暗号と量子人工知能への応用

研究課題

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研究課題/領域番号 17K00027
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 情報学基礎理論
研究機関日本電信電話株式会社NTTコミュニケーション科学基礎研究所

研究代表者

河野 泰人  日本電信電話株式会社NTTコミュニケーション科学基礎研究所, メディア情報研究部, 主任研究員 (40396180)

研究分担者 関川 浩  東京理科大学, 理学部第一部応用数学科, 教授 (00396178)
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
キーワード量子コンピュータ / 量子アルゴリズム / 量子人工知能 / ニューラルネットワーク / 深層学習 / 耐量子暗号 / 格子暗号 / 解読
研究成果の概要

量子コンピュータでも解読が困難とされる次世代公開鍵暗号(LWE暗号)の条件付き解読アルゴリズムを提案した。提案したアルゴリズムは三種類で、その内の二種類はゲート型量子コンピュータと古典コンピュータのハイブリッドアルゴリズム、もう一種類は量子アニーリングマシンと古典コンピュータのハイブリッドアルゴリズムである。また、これらのアルゴリズムの古典ニューラルネットワークの深層学習への応用方法を提案した。三種類の内の最後のアルゴリズムをハードウェア上で実装し、LWE問題のベンチマーク問題として知られるTU Darmstadt LWE Challengeの次元が最も小さい問題の解読に成功した。

自由記述の分野

量子情報

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究は、量子コンピュータでは解読できないとされている次世代公開鍵暗号に対する条件付き解読アルゴリズムの研究を通して、次世代公開鍵暗号の量子コンピュータに対する弱点を明らかにする目的で行われた。研究の結果、量子コンピュータや量子アニーリングを用いた新たな攻撃方法が提案され、次世代公開鍵暗号の脆弱性に関する知見がもたらされた。また、提案された解読アルゴリズムの深層学習への応用方法が提案された。

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公開日: 2021-02-19  

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