研究実績の概要 |
全米熱帯マグロ類委員会の Cleridy E. Lennert-Cody氏との共同研究である分布に基づく海域の分割に関する研究は,当初の予定であった相互に訪問しての議論は行えない状況であるが、オンラインで打ち合わせを行って研究をすすめている.2021年度中に論文を完成する予定であったが、議論を進める中で,分布に対するクラスタリング結果のデンドログラムに基づく均一なクラスターの同定のための階層検定手法およびその説明方法法を改良した方が良いということになり、現在,検討中である.結果の一部は,3月に開催された国際学会で発表した. 環境リスク解析に関しては PM2.5濃度の健康影響評価のプロジェクトに参加しており,PM2.5濃度が観測されない地点におけるPM2.5濃度の予測を行っていたが、COVID-19の影響により,解析対象集団の特性、および、健康影響を評価する環境に変化が生じたと判断されるため,PM2.5濃度の健康への影響を適切に評価することは難しいとの判断に至り,本プロジェクトは継続しないこととなった. 児童の肺機能経時測定データに関して,日齢に対する努力肺活量の分布を,分位点回帰モデル(Koenker, 2005), Quantile Sheets (Schnabel and Eilers, 2013)、Quantile Forest(Athey, Tibshirani and Wager 2019), Quantile Gam (Fasiolo et. al. 2022), Box-Cox Power Exponential disribution (Stasinopoulos D. M. Rigby R.A. 2007)を用いて解析して結果を比較し,検討会で発表した.この結果は,研究ノートとして論文化することを検討している.
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