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2021 年度 実施状況報告書

環境リスク解析・生物資源評価のための統計的モデリングと解析手法

研究課題

研究課題/領域番号 17K00055
研究機関慶應義塾大学

研究代表者

南 美穂子  慶應義塾大学, 理工学部(矢上), 教授 (70277268)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2023-03-31
キーワード分布のクラスタリング / 経時測定データの解析
研究実績の概要

全米熱帯マグロ類委員会の Cleridy E. Lennert-Cody氏との共同研究である分布に基づく海域の分割に関する研究は,当初の予定であった相互に訪問しての議論は行えない状況であるが、オンラインで打ち合わせを行って研究をすすめている.2021年度中に論文を完成する予定であったが、議論を進める中で,分布に対するクラスタリング結果のデンドログラムに基づく均一なクラスターの同定のための階層検定手法およびその説明方法法を改良した方が良いということになり、現在,検討中である.結果の一部は,3月に開催された国際学会で発表した.
環境リスク解析に関しては PM2.5濃度の健康影響評価のプロジェクトに参加しており,PM2.5濃度が観測されない地点におけるPM2.5濃度の予測を行っていたが、COVID-19の影響により,解析対象集団の特性、および、健康影響を評価する環境に変化が生じたと判断されるため,PM2.5濃度の健康への影響を適切に評価することは難しいとの判断に至り,本プロジェクトは継続しないこととなった.
児童の肺機能経時測定データに関して,日齢に対する努力肺活量の分布を,分位点回帰モデル(Koenker, 2005), Quantile Sheets (Schnabel and Eilers, 2013)、Quantile Forest(Athey, Tibshirani and Wager 2019), Quantile Gam (Fasiolo et. al. 2022), Box-Cox Power Exponential disribution (Stasinopoulos D. M. Rigby R.A. 2007)を用いて解析して結果を比較し,検討会で発表した.この結果は,研究ノートとして論文化することを検討している.

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

分布に基づく海域の分割に関する研究に関して,全米熱帯マグロ類委員会への訪問,海外共同研究者の招聘ができず,オンラインでの打ち合わせを行っているものの,予定より進捗が遅れてしまった.また,手法をさらに改良した方が良いということになり,共同研究の進捗もやや遅れている。

今後の研究の推進方策

分布に基づく海域の分割に関する研究に関しては,海外共同研究者の招聘、全米熱帯マグロ類委員会への訪問は,未だしばらく行えないが,オンラインで改良方法の検討を進め論文を学術誌に投稿する予定である.

次年度使用額が生じた理由

学術誌への論文投稿を予定していた国際共同研究について、改良方法を検討することになり,投稿を2022年度に延期することになったため,投稿費用を次年度に繰り越すことになった。次年度は,論文投稿費用に使用する予定である.

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2022 その他

すべて 国際共同研究 (1件) 学会発表 (1件) (うち国際学会 1件)

  • [国際共同研究] Inter-American Tropical Tuna Commission(米国)

    • 国名
      米国
    • 外国機関名
      Inter-American Tropical Tuna Commission
  • [学会発表] Regression Tree and Clustering for Distributions, and Homogeneous Structure of Population Characteristics2022

    • 著者名/発表者名
      Mihoko Minami
    • 学会等名
      Waseda International Symposium
    • 国際学会

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公開日: 2022-12-28  

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