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2019 年度 実績報告書

ビッグデータ時代に求められる統計的思考力育成のための統計教育の研究

研究課題

研究課題/領域番号 17K00059
研究機関立教大学

研究代表者

山口 和範  立教大学, 経営学部, 教授 (60230348)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
キーワード統計教育 / 統計的思考力
研究実績の概要

1990年代半ば以降、統計教育のカリキュラム改革が、諸外国で精力的に行われており、日本においても、統計学への社会的関心が高まるとともに、その改革が進行している段階である。当該研究の目的は、国内の統計関連学会や国際統計協会(ISI)、統計教育分科会(IASE)など統計の普及をひろく専門的に協議する諸学協会、さらに海外の先進事例を持つ大学との連携の下に、国際標準に準拠した、これからのビッグデータ時代に求められる統計的思考力育成のための教材並びに教育方法の開発、学習成果評価の枠組みの確立である。
日本においても高等教育機関における数理・データサイエンス教育の展開が国ぐるみで議論されている中、その教育方法の展開についての具体的な内容を事例として示すことも同時に目指した。
2017年度と2018年度で、国内海外の学習コンテンツや教育事例の収集とその評価研究、統計及び社会調査学習のためのe-learning教材の開発・改善とブレンド型教育方法の研究をすすめ、その研究成果の具体化と共有化を行った。さらに、2018年7月京都にて開催された、ビックデータ時代の統計教育の改善を目指すことをテーマとした統計教育の国際会議であるICOTS10にて、研究成果の発表及び最新の研究成果の蓄積を行った。2019年度には、その成果を生かすこととその評価を目的とし、立教大学において展開されている統計関連科目への適用を行い、講義内容の変更と評価方法の改善につなげた。その成果を測定するため、統計検定を活用した評価を行った。研究成果の一部は、すでに論文としてまとめられている。さらに、2020年度の統計教育の国際会議で、その成果を発表する予定である。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2020 2019

すべて 雑誌論文 (2件) (うちオープンアクセス 2件、 査読あり 1件)

  • [雑誌論文] データサイエンス教育の現状と課題2020

    • 著者名/発表者名
      山口和範、山口誠一、門田実
    • 雑誌名

      社会と統計

      巻: 6 ページ: 45-53

    • DOI

      10.14992/00018731

    • オープンアクセス
  • [雑誌論文] Causal Inference on Sports Data2019

    • 著者名/発表者名
      Morinishi, Y. and Yamaguchi, K.
    • 雑誌名

      Proceedings of the World Statistical Congress 2019

      巻: 62 ページ: 267-271

    • 査読あり / オープンアクセス

URL: 

公開日: 2021-01-27  

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