研究実績の概要 |
平成29年度はDegree/Diameter Program(DDP)の研究成果をOrder/Degree Program (ODP)に接続するためのアルゴリズム開発を目標に実施してきた.手動ではあるがCayleyグラフをODPに適用する方法によってODPが解けることが示され,Graph Golf2017において,"General Graph Widest Improvement Award"と"Grid Graph Deepest Improvement Award"の二賞を受賞することができた.この成果は,電子情報通信学会の論文誌(ED Special Issue: Parallel and Distributed Computing and Networking, Order Adjustment Approach using Cayley Graphs for Order/Degree Proble, Kitasuka, Matsuzaki, Iida)に投稿中である. 一方,もう一つの研究家課題であるグラフ処理アクセラレータは,グラフをストリームで処理するためのデータ構造の提案を行った.これにはZDDを修正して利用した.この結果については,電子情報通信学会RECONF研究会にて報告した(IEICE Techinical Report RECONF2017-38, FPGAを用いたグラフストリーム処理の一検討, 松崎,尼崎,飯田,久我,末吉).
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