研究課題/領域番号 |
17K00084
|
研究機関 | 東海大学 |
研究代表者 |
渡辺 晴美 東海大学, 情報通信学部, 教授 (40333190)
|
研究分担者 |
今村 誠 東海大学, 情報通信学部, 教授 (30780291)
島崎 みどり (菅谷みどり) 芝浦工業大学, 工学部, 教授 (50434288)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
|
キーワード | コンテキスト指向プログラミング / アスペクト指向開発方法論 / IoT |
研究実績の概要 |
本研究では、IoT等の次世代システムには、「複雑な環境におけるサービスの切り替え」が必要であるという課題に着目し、コンテキスト指向プログラミング(COP)と呼ばれる技術を基盤とした総合開発環境を提案することを目指している。特徴は、導入のための教育面と信頼性を考慮し、サービスを切り替える部分とサービス提供部分を分離したアーキテクチャを有する点にある。 本研究は、2019年度終了予定の研究であり、COVID19の影響で国際会議での発表を2021年度まで繰り越した。2019年度までに計画以上の成果を上げている。2021年度は、これまでの成果が認められ、上記COPに関する国際会議The 13th International Workshop on Context-Oriented Programming and Advanced Modularityにて、Organizerを務めることができた。また、一般社団法人 電子情報技術産業協会(JEITA)の「組込み/IoTにおける海外DXと日本の展望」の基調講演の中で、自己紹介の一部として本研究について紹介し、社会に向けて本研究の成果を広報することができた。具体的には以下の活動を行った。 (1) アプリケーション:これまで組込みシステムへの適応のみに対応してきたが、音楽や経済などの他の分野への応用について検討した。 (2) 調査:本研究の特徴は、Context-Oriented Programmingを核にしている点であるが、類似分野のContext-Aware Programingなど調査の範囲を広め、本研究の位置付けについて明確にすることに務めた。また、今後の研究へつなげるために、新しい開発方法論を目指し、アジャイルやデザイン思考に関する調査を行った。 (3) 広報:産業界の団体に向けて、本研究について紹介した。
|