研究課題
基盤研究(C)
情報システムが重要な社会基盤の一つとなるにつれ、ソフトウェアの安全性保証が大きな課題となっている。本研究は信頼性のあるソフトウェアの基盤として、新しい高階代数系指向プログラミングの原理を提案し、その基礎理論の確立を目的とした。このために高階書換え系の理論を多角的に研究し、Haskellベースの解析ツール SOL, Second-Order Laboratoryを開発した。これにより様々な計算体系の決定可能性を証明した。
ソフトウェア科学
高階代数系を基礎とするプログラミング言語のための有用な研究成果をあげた。特にSOLシステムを用いることにより、プログラミング言語論と関係する様々な体系が二階書換えの理論で取り扱えることがわかった。高次元書換え理論とも関連するため、今後も重要な発展に繋がると期待できる