HDビデオのユーザ体感品質(QoE)の分析/評価システムを開発するには、人間の好みに関連する脳機能・生体計測情報を見つけることが非常に重要である。脳血流を測定するNIRSのヘモグロビンHb変化信号から抽出した脈波情報のパワースペクトルの2番目ピークの周波数偏移は、画像コンテンツに関する人の嗜好に関連していた。次に、人の嗜好を推定するために、訓練された畳み込みニューラルネットワーク(CNN)とサポートベクターマシン(SVM)を使用して、静止画像の被験者の心拍変動スペクトログラム(HRVS)を用いて推定モデルを作成し、人の嗜好がある程度推定できることが明らかとなった。
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