研究成果の概要 |
キーワード検索可能暗号では、ユーザは検索キーワードを秘密にしたまま、それを含むファイルを取り出したい。Private information retrieval (PIR)では、ユーザはインデックスiを秘密にしたまま、データベースX = (x_1, . . . , x_n)からx_iを取り出したい。本研究では、まず、任意のPIR方式とカッコーハッシュを組み合わせると、ユーザはキーワード集合を記憶しておくことなく、アクセス情報も秘匿できるキーワード検索可能暗号を構成できることを示した。次に、b重誤り訂正LサーバPIR 方式に対し、計算量がLの3乗のオーダーで済む効率のよい復号法を開発した。
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