本研究課題では、仮想世界中の物体の形状と常に同じ形状へと変形するインタフェースの開発と、それによってプレイヤーにもたらされるゲーム体験の質を評価することの2つを目的とした。この概念を具現化するプロトタイプインタフェースSHAPIOを構築し、ユーザ評価を実施した。その結果、(1)ゲームプレイ中にSHAPIOを手動で変形する場合は簡素な形状に限定される、(2)変形によってゲーム体験の質を高めるにはインタフェースに一定以上の重量が必要である、(3)ゲームアイテムの形状変化に合わせたSHAPIOの変形はプレイヤーの感情移入と没入感を高める、の3点を明らかにした。
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