人の注意特性である変化の見落とし現象(CB現象)を利用して,PC画面に配置されるメール着信などの様々な周辺情報を,ユーザの主作業に対する集中度が低下しているときに,通知する手法を考案した。提案手法では,ユーザが瞬目により目を閉じているときに,周辺情報を通知することにより,人の注意状態に応じて,自然に通知を検出できる点に特徴がある。 本研究課題では、「非検出型」,「偶然検出型」,「要求検出型」,「強制検知型」の4種類の通知法を設定し,それぞれの通知方式の実現可能性について,実際的な場面を模擬した実験に基づき検証した。その結果,「要求検出型」以外の通知方法については実現可能性の見通しが得られた。
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