コンピュータ大貧民においては、日本で人気のあるカードゲームの大貧民をプログラム同士がプレイする。コンピュータ大貧民において強いプログラムはモンテカルロ法のような機械学習手法を使用しているので、プログラムの挙動を予想するのは難しい。本研究では、プレイヤープログラムの特徴を決定木分析手法を用いて抽出する。プログラムの特徴は、3つの観点から決定木を生成することにより抽出される。我々の手法の有効性を示すために、計算機実験を行った。我々の手法を挙動が明確な3つのプログラムに対して適用した。その結果、抽出された特徴は、プログラムの実際の挙動に照らして妥当であることがわかった。
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