研究課題
基盤研究(C)
本研究は,災害時の悪条件を想定した分散人工知能防災システムの設計・開発を行い,ロボットを用いた通信路の復旧,避難誘導,要救助者の発見等の課題に取り組んだ.特に,ロボットベース避難誘導では,SLAM技術による自律移動が可能な走行ロボットTurtleBot2を用いた避難誘導方式を考案した.これにより,ロボットを用いない避難誘導と比べて,迅速な避難と火災等の2次災害による人的被害軽減を達成できた.
分散人工知能
本研究では,特に,機器故障・視界不良や悪路などの悪条件を想定した分散人工知能防災システムの設計・開発を行い,各種の避難支援を実現した.分散エージェント/ロボット群を用いた防災システムに関する知見は,本学キャンパスにおける防災能力の向上に大いに貢献するとともに,他大学・公共施設・商業施設での活用も期待できる.