研究課題
基盤研究(C)
本研究の目的は、従来の研究で取り扱うことができなかった超巨大解空間を構成する超大規模組合せ最適化問題に対して、超大規模空間の探索に特化したアルゴリズムを開発することである。本研究期間において、超大規模問題に対する新しいアルゴリズムを開発した。開発したアルゴリズムを超大規模な2次割当問題および超大規模な最大多様性問題に適用し、従来手法との比較を行うことにより、提案手法の有効性を示した。
ソフトコンピューティング
社会に現れる現実問題の多くが組合せ最適化問題として定式化できるため、本研究における社会的意義は大きい。これまでに、組合せ最適化問題に対する数多くの従来手法が提案されているが、本研究で対象としているような、超巨大解空間を構成するような問題に対する適用例はほとんどない。したがって、これまでに検討されていない挑戦的な問題に挑むことは、学術的な意義も大きいと考えられる。