本研究では,さまざまな場面における楽曲生成へのニーズを満たすことを目的として,感性に即した多様な楽曲を自動生成する手法を提案した.メロディの音高決定,和音進行の演奏方法決定,前奏と後奏の生成など,音楽的に優れた楽曲を生成するための手法に加え,クラシックバレエレッスン曲,プログレッシブハウスの曲,ハノンの代替となるピアノ練習曲,演奏を考慮したエレクトーン曲など,多様なジャンルや目的に応じた楽曲の生成手法の考案に取り組んだ.また,東宝×アルファポリスのAI子守唄プロジェクト,東京藝術大学COI主催の演奏会「AIベートーヴェン」,富国生命の企業名サウンドロゴ制作など,実践的な取組みにも参画した.
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