研究課題/領域番号 |
17K00391
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研究機関 | 新潟医療福祉大学 |
研究代表者 |
増田 修 新潟医療福祉大学, 医療技術学部, 教授 (90775967)
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研究分担者 |
内川 惠二 神奈川工科大学, 公私立大学の部局等, 研究員 (00158776)
古川 貴雄 共立女子大学, 家政学部, 教授 (70262699)
長谷川 誠 東京電機大学, 工学部, 教授 (80303171)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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キーワード | 質感知覚 |
研究実績の概要 |
日本視覚学会、Computational Color Imaging Workshop 2019 などの各種の関連学会、研究会、セミナー等に参加し、関連分野の多くの研究者と議論を繰り返すことにより、当初の研究計画を更に練り直した。 実験に関しては、昨年度から装置の試作と予備実験を繰り返している。昨年度は、電動ゴニオメータの移動速度が当初の見込みより遅かったため、その速度でも可能な実験方法を模索した結果、計画を前倒しして今年度に購入予定であった回転ステージを購入した。今年度は、この構成での新たな装置の試作と予備実験を行っていた。しかし、この電動ゴニオメータを駆動するためのミドルウェアに多数の不具合が見つかり、仕様書通りの駆動ができなかったため、この問題を回避するための方法を模索するうちに長期の試行錯誤が必要となった。例えば、回転ステージの駆動のために与えるパラメータの単位が不明であったり、正常なパラメータ値を与えても不正値として拒否される、原点復帰を指示しても、原点において停止せず何周しても停止しない、など多数の不具合が見つかった。これと並行して、昨年度購入した電動ゴニオメータにおいても、機体表面に表記されたゼロ点と実際の水平点が異なる、水平点からの駆動範囲が仕様上の数値を満たさず、方向による移動範囲が非対称であるなど、多数の不具合が見つかった上、試運転を繰り返すうちににモータから異音が生じ、動作の制御が不安定になった。このため、現在、メーカにモータと制御装置を送り返して修理を依頼しているところである。この修理を待っている間に、電動ゴニオメータでの実験と同時に行う予定の、被験者が自らの手で試料を傾けて行う実験のための装置も作成中であり、こちらはほぼ完成している。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
装置の不具合のため。
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今後の研究の推進方策 |
装置の修理ができ次第、実験を開始する。
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次年度使用額が生じた理由 |
装置の不具合により本実験開始が遅れているため。 装置の修理が完了次第、早急に本実験を開始する。
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