研究課題/領域番号 |
17K00415
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研究機関 | 岩手医科大学 |
研究代表者 |
伊藤 智範 岩手医科大学, 医学部, 教授 (30347851)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | 急性心筋梗塞 / 早期診断 / 検診 / USBメモリー |
研究実績の概要 |
現研究体制は、学内であるため、連携はスムーズである。ドック担当医師、心電図室、看護部、ならびに検査部の総責任者など、現場の理解もいただいており、研究遂行体制は十分である。 岩手医科大学人間ドックへ依頼して、その受診者を対象として研究を継続している。研究同意を得た受診者に対して、人間ドックで記録した心電図を記憶媒体に記憶させた。記憶媒体を配布した。今回の新型コロナウイルス感染拡大が起こるまでは、比較的順調に症例を登録できていた。現在100名弱まで配布が行われている。受診者からは、記憶媒体の配布に同意される方が多く、対象者からは、ほぼ同意取得ができており、同意取得率は高い。
昨年は、2019年9月に大学病院の移転があり、人間ドックの受診を一時休止した期間があり、この間、同意取得ができていなかった。移転後再開できて、順調に登録症例を増やしていた。しかしながら、その後、新型コロナウイルス感染拡大リスクにより、3月から人間ドックが再度停止になった影響で、4月から5月にかけて、研究の遂行ができない状況に陥った。また学会もすべて中止となり、情報収集も困難になって、現在に至っている。6月から、ようやく人間ドックが再開されることになり、研究を再開する予定である。今後、記憶媒体の配布の継続と、予後追跡を行う予定である。今後は、新型コロナウイルス感染拡大の影響が、登録症例数を左右しかねず、感染拡大の行方を懸念している。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
新型コロナウイルス感染拡大により、研究対象者が受診する人間ドックが休止、学会がすべて中止延期されたため、やや遅れている。今年度中の配布と予後調査を行うが、目標症例数に到達できない可能性もある。
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今後の研究の推進方策 |
6月から人間ドックが再開されるが、新型コロナウイルス感染リスクを懸念する受診者もいて、不急と判断して受診控えが起こっているため、予定通り症例を確保することができるか不透明である。
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次年度使用額が生じた理由 |
昨年、大学病院の移転があり、その間研究対象となる人間ドックが休止になっていた。その後再開されていたが、年明けからの新型コロナウイルス感染拡大で2月から3月までの学会が延期、中止になり、その影響で、情報収集などができなかったことが原因である。6月から人間ドックが再開されるため、再度症例登録を進め、学会が再開されれば、情報収集と発表を行うべく、対応する予定である。
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