研究課題/領域番号 |
17K00415
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研究機関 | 岩手医科大学 |
研究代表者 |
伊藤 智範 岩手医科大学, 医学部, 教授 (30347851)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | 急性心筋梗塞 / 早期診断 / 検診 / USBメモリー |
研究実績の概要 |
症例登録のため,研究計画に基づき,人間ドックで記録された心電図を,ドック受診者へデジタルメモリーで配布する作業を継続した.昨年来の新型コロナウイルス感染症パンデミックのため,人間ドック受診者が減少して,一時ドック受け入れが休止した.このため,当初の目標人数には到達はできないが,ドック再開後,1週間当たり5名前後の登録がなされるようになった.今年度末までに合計200例の配布を完了した,同意取得は,ほぼ100%で取得できており,メモリー配布に関連する同意は,問題なく行われた.受診者サイドからは,心電図の実物を入手できることから,受診者の安心につながり,むしろ配布について好意的に受け止められていることがわかった.人間ドック担当医師,ならびに心電図室担当検査技師,人間ドック担当看護師とわれわれの連携がうまく機能した.また,同時に年一回による予後調査を開始した.予後データの収集には,科研費による人員により,郵送による調査を開始した.現在90%程度の回収率であり,今後もデータ収集が行われていく.一部の受診者では,実際に配布されたメモリーを持参して受診したものもあり,研究主目的である循環器救急受診時の早期診断に一定の効果があるものと期待されている.さらには,クラウド式の心電図フォームの活用が視野に入ってくると,救急車からの心電図伝送時に参照できる心電図として,迅速に活用できる可能性が広がってくるものと考えられる.
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
人間ドック受診者数の減少は,コロナ感染症ため,やむを得ないが,日程としては,順調に進んでいる.
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今後の研究の推進方策 |
最終年度は予後調査を実施することが主目的で,論文作成作業も実施する.
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次年度使用額が生じた理由 |
コロナ禍で,学会が中止になったこと,人間ドックが一時停止して,受診者がゼロになったため.
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