診断支援用AI研究は、診断アルゴリズムの研究開発を中心に発展してきたため、患者情報の効率的な入力や診断結果の効果的な出力、複数アルゴリズムの併用手法等を実現するユーザーインターフェースを主題化した研究を欠いてきた。本研究はこの問題に取り組み、診断支援システムにおける入出力の高品質化と診断性能の向上をもたらす統合的なユーザーインターフェースの探索的な検討を目指した。成果として、効率的なユーザーインターフェースの実現に求められる医師の疾患知識量推計技術、疾患関係の2次元表現、医療用自然言語処理技術におけるいくつかの貢献が実現した。
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