本研究では、大規模な学術文献情報からの有用な知識の抽出と発見を支援するために、複数の異種ネットワークデータから分散表現を学習するための手法の研究を行った。その上で、実際に大規模論文データ分析のシステム構築を行った。特に、COVID-19に関する大規模な学術文献データセットに対して研究成果である学術産業技術俯瞰システムを用いて引用ネットワーク解析を行い、COVID-19に関する科学的エビデンスや重要な技術などの情報を抽出した。COVID-19に対するエビデンスベースの取り組みを支援するため、その解析結果を広く一般に公開した。これらの研究成果を複数の国際学会や論文誌で発表した。
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