長距離移動マタニティ・母子の周産期環境の現状を手がかりにして,医療情報学の学問的知見を用いてシステム開発者・医療者・行政関係者と協力して分析した.データの可視化においては,市町村単位で集計公開されているオープンデータの閲覧性・利用性を高める方法論を開発して,ヒートマップやランキングの作成を簡便かつ精度を向上させる統計データ可視化アプリケーションとして,社会一般への普及と医療・行政の専門関係者にも公開し,データの可視化結果について意見を得た.結果,特に長距離移動マタニティや小児科受診の地域課題を中心に据えて,長距離移動マタニティ・母子の周産期環境の現状に対応したアプリケーションを開発した.
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