研究課題/領域番号 |
17K00441
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研究機関 | 大阪府立大学 |
研究代表者 |
森田 裕之 大阪府立大学, 人間社会システム科学研究科, 教授 (80295732)
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研究分担者 |
白井 康之 大東文化大学, 経営学部, 准教授 (20597512)
後藤 裕介 岩手県立大学, ソフトウェア情報学部, 准教授 (40454037)
西口 真央 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 特任研究員 (30832084)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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キーワード | データマイニング / BLEビーコン / 屋内位置検知 / ID-POSデータ |
研究実績の概要 |
今年度は,初年度に整備を行った実店舗における同時複数の購買者の移動データと実際のID-POSデータとを統合した統合化購買行動履歴データを用いて,昨年に引き続き,顧客の購買行動を明確にするためのモデル構築を目標に研究を推し進めた。 研究実績としては、国内学会の全国大会(日本マーケティング・サイエンス学会 第106回研究大会,2019年度電気関係学会東北支部連合大会,計測自動制御学会 システム・情報部門学術講演会,経営情報学会2019年春季全国研究発表大会など)で10件以上の研究発表を行った。また国際会議(The 20th Asia Pacific Industrial Engineering and Management Systems)において、2件の研究報告を行った.また研究論文としても,国内の論文誌である計測自動制御学会論文集,行動計量学,コンピュータソフトウェアなどに投稿し,研究論文として採択された. これらの研究を最終年度としてまとめていたが、コロナウィルスの影響などにより,若干投稿予定が延びたため,研究期間を1年延長して,ドバイで開催予定の国際会議であるThe Pacific Asia Conference on Information Systems 2020に投稿し,採択を受けたところである. またデータ提供元企業にたいしても、これらの内容をまとめて報告会を実施するとともに、福岡県に存在するデータ取得実験店舗の現地視察などを行って,実際のデータ取得状況における行動観察を行うとともに,研究内容との整合性について確認を行い,継続的にデータを提供いただく同意をいただいている.
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
研究発表などもおおむね順調に実施でき,おおむね順調に進展していると考えている.最後の研究報告の予定が,コロナウィルスの影響などにより,若干だけ延びたため,1年研究期間を延長して,現在投稿しているところである.
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今後の研究の推進方策 |
現在,大半の研究については完了しており,研究成果として投稿している研究内容を採択されるように努力して,研究報告を完了する予定にしている.
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次年度使用額が生じた理由 |
コロナウィルスの影響などにより,投稿が延び,発表が次年度にずれ込んだため1年間の延長を行った.この金額については,結果の最終的な集約と,このための研究報告に利用する計画である.
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