| 研究課題/領域番号 |
17K00459
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| 研究機関 | 筑波大学 |
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研究代表者 |
鈴木 佳苗 筑波大学, 図書館情報メディア系, 教授 (60334570)
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| 研究分担者 |
村野井 均 茨城大学, 教育学部, 教授 (10182130) [辞退]
堀川 照代 青山学院女子短期大学, 現代教養学科, 教授 (40209292) [辞退]
西岡 貞一 筑波大学, 図書館情報メディア系(名誉教授), 名誉教授 (60436285)
木村 文香 東京家政学院大学, 現代生活学部, 准教授 (70424083)
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| 研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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| キーワード | メディアインフォメーションリテラシー / 食品広告 / 飲料広告 / 栄養強調情報 / プログラム開発 / 態度 / 評価方法 |
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| 研究実績の概要 |
本研究の目的は、(1)食品のテレビコマーシャル（CM）視聴が小学生に及ぼす影響過程を明らかにし、(2)(1)に基づいて学校図書館を活用したメディアインフォメーションリテラシーの教育プログラムを開発し、その評価を行うことである。
2020年度には、(2)の目的に対して、オンラインでの実践が課題であった調べ学習のプログラムに使用するツールの検討を行った。大学生を対象として個別にタブレットを郵送し、特定の学習テーマに関するオンラインの情報資源や探索方法を紹介・提供するツールを使用した場合と使用しなかった場合の情報収集の過程と学習テーマに対する理解度などを比較した。その結果、このツールの使用は情報収集や学習テーマに対する理解度に効果的でない場合があった。したがって、学習者に応じてこのツールの構成や使用方法を一部変更したうえで、オンラインの学習支援のためのプログラムを提案する必要があることなどが示唆された。
本研究では2019年度に栄養強調情報などの商品の魅力を伝えるテレビCMの技法と食知識について学ぶプログラム（メディア教育のプログラム）、学校図書館の図書資料などを活用し、2段階に分けて学習テーマについて調べるプログラム（調べ学習のプログラム）を整え、実践と評価を行った。2020年度にはこのメディア教育のプログラムの研究成果を国際学会で発表し、論文も公開された。 調べ学習のプログラムの研究成果については国際学会に投稿し、2021年7月に発表予定である。
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| 現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
2020年度には、メディアインフォメーションリテラシー育成のために、メディア教育と調べ学習のプログラムを組み合わせて実践と評価を行うところまでを目標としていた。しかし、新型コロナウイルス感染症の状況から小学校でのこのプログラムの実践を行うことができなかったため、大学生を対象としてオンラインでの実践が課題であった調べ学習のプログラムの再検討を行った。
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| 今後の研究の推進方策 |
2020年度に続き、2021年度も小学校に協力を得ることは難しいと考えられるため、大学生を対象としてオンラインで実施可能なメディア教育プログラムと調べ学習プログラムを組み合わせたプログラムの検討を進める。2020年度に実践と評価を行った、オンラインで実施可能な調べ学習プログラムについては一部変更する必要があることから、まずこの調べ学習プログラムの再検討を行うことを予定している。
メディア教育のプログラムについては2019年度にオンラインで実施可能なプログラムを整えており、2021年度のオンラインの調べ学習のプログラムの再検討の研究成果と合わせて研究の総括を行う。
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| 次年度使用額が生じた理由 |
次年度使用額が生じたのは、学会発表の予定が変更になったことなどによる。
2021年度に実践と研究成果の公開に使用することを予定している。
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