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2019 年度 研究成果報告書

法令のあらましの自動生成

研究課題

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研究課題/領域番号 17K00460
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 図書館情報学・人文社会情報学
研究機関名古屋大学

研究代表者

小川 泰弘  名古屋大学, 情報基盤センター, 准教授 (70332707)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
キーワード自動要約 / 機械学習 / ランダムフォレスト / 法令のあらまし / 統計的機械翻訳
研究成果の概要

本研究では,法情報の広範な発信を目的に,法令の自動要約に取り組んだ.当初は機械翻訳の手法を利用したが期待した成果が得られなかったため,新たにランダムフォレストを用いて重要文を抽出する手法を開発し,これにより従来よりも高い性能を示した.
研究の後半では,この成果を政治情報である議会会議録の要約にも適用し,ランダムフォレストに基づく新たな手法を開発した.この手法は,評価型ワークショップNTCIR-14 QA Lab-PoliInfoにおいて,参加7チーム14システム中,人手評価で2位,自動評価で1位の成績を収めた.

自由記述の分野

自然言語処理,法情報処理

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究成果における学術的な意義は,学習データが比較的少ない場合におけるランダムフォレストの有効性を示した点にある.現在有効とされるニューラルネットに基づく手法は大量の学習データを必要とするが,本研究の対象では大量のデータが用意できないため,そうした場合にはランダムフォレストの方が効果的であることを示した.また,機械学習における不均衡データに問題に対しても,漸進的アンサンブルランダムフォレストという手法を開発することにより,新たな解決策を示した.
また,これまで取り組まれて来なかった法令や議会会議録の自動要約について成果を上げた点に,本研究の社会的意義がある.

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公開日: 2021-02-19  

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