今後の研究の推進方策 |
2017年度は英米両国の主要な機関の調査に焦点をあてたが2018年度はより地方にある大学や図書館などについても調査を実施する。具体的には米国のCalifornia Museum of Photography,Memphis Public Library,California State University, Fresno Knox County Public Library、Austin History Center, California State University, University of Southern California, University of Utah,Los Angeles Public Library, University of Wisconsinなど多数の機関を予定している。また英国においてもUniversity of St Andrews,Imperial College London,Lancaster University,University of Leeds, University of Edinburgh, University of Glasgowなどを予定している。それ以外にもメールなどで連絡を行い、データベース上では収録されていないデータの取得を実施する。 また、2017年度に引き続いて、日本の多くの古写真を公開しているStock Photography Serviceの1つである米国のGettyImagesと英国のTopFotoの内容の調査も実施し、商用データベースにどのような日本の古写真が収蔵されているかを調査し、他の図書館、博物館、文書館における資料との比較研究を行う。 またこれらのメタデータを調査した上で、2017年度に引き続いて写真の種類を区分けするとともに、メタデータの内容や記述方法、説明などの妥当性などを調査する。特に日本の地名や人名などの点で情報が間違っていないか、情報が足りない点はどのような点かといったことを分析する。その上で、ガイドラインなどに掲載すべき項目などや日本において英語で公開すると、海外における日本の写真資料のドキュメンテーションに有用な資料はどのようなものを明らかにする。
|