研究課題/領域番号 |
17K00480
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研究機関 | 山梨大学 |
研究代表者 |
吉川 雅修 山梨大学, 大学院総合研究部, 助教 (70200962)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | 学習分析 / 学修ナビゲーション / 可視化 / 教育の質保証 / e-learning / 品質機能展開 |
研究実績の概要 |
学生の科目に関する理解度と成績推定点で学生の状況を評価して,現在および将来の科目履修の支援情報を構成して提示する学習支援システムの実装試行を進行した. 研究の一部として,大学入学時の情報リテラシーの理解状況を把握して学習施策に活かすための研究を行った.昨年度に掲載内定済の研究論文1件が発行され,情報システム学会で1件の研究発表を行った. 新型コロナウィルス対応のためのネットワーク型授業により制限がある学習環境への対応を考慮して,他の履修者とのオンラインコミュニケーションを活用して学生が自己の理解状況を把握した上で,本研究の学習支援システムを使用して学習内容の自律的な向上につなげる実験環境を提案し,教育工学会において1件の研究発表を行った.
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
研究目的とするシステムの試作は行ったが,実装結果の実施実験や結果を公開する活動が十分に進められなかった.
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今後の研究の推進方策 |
学習支援情報を構成する理論の汎用性についてまとめる. 学修ナビゲーションの実現に向け,学生集団情報と学生個別情報の両方を統合した情報構築と情報提供の為の視覚化の工夫を進める. これまでの成果をまとめて研究報告を行う.
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次年度使用額が生じた理由 |
研究報告のための学会参加旅費として使用を予定していたが,社会情勢によりオンライン開催または中止になったために次年度使用額が生じた. 学会開催状況は継続しているので,旅費以外の使途も考慮し,後続の研究課題との合算使用も検討して研究進行のために使用する.
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