後続の研究課題である「20K12091 学修マップと学習履歴を活用した自発的学びのナビゲーションシステムの研究」とも連携して研究を実施した. 学生の科目に関する理解度と成績推定点で学生の状況を評価して,現在および将来の科目履修の支援情報を構成して提示する学習支援システムの実装試行を進展させた.後続の研究課題への成果の連携及び統合に関する研究も行った. 学習マップの内容を増強するために,科目担当教員が作成して大学が保持公開する科目の電子シラバスが有する情報を学習マップに反映させる方策を考案した.学習分析から支援情報を増強するために,大学入学時に実施する情報リテラシーのプレイスメントテストの回答状況および入学1年後に実施する情報リテラシーの到達度テストの回答状況を把握して,学習施策に活かす方策を考案した.後者に関して教育工学会で1件の研究発表(他の研究者との共著)を行った. 実装面では,新型コロナウィルス対応のためのネットワーク型授業により制限がある学習環境への対応と学習支援システムおよび e-Learningシステムへのアクセスを容易にし,学生による頻繁な利用を実現にするための考慮として,オンラインコミュニケーションにより活用促進のためのサポート機能の提案と試作を実施した.日本教育工学会で1件の研究発表(学生との共著)を行った.
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