研究課題
基盤研究(C)
日本の森林域を対象に、森林資源の回復過程を組み込んだ新たな土壌炭素循環モデルを構築した。具体的には以下の3点を行った。(1)既存の生体サブモデルと土壌サブモデルを連結し、パラメータを日本の森林の観測データにより較正した。(2)複数の土壌炭素循環モデルの出力を比較し、違いを明らかにした。(3)土壌炭素循環モデルを日本全国に展開し、森林土壌炭素の観測値のデータベースと比較した。
森林土壌
日本の森林域における土壌の炭素吸収・排出量を高い精度で推定する科学ツールが求められている。そのため本研究では、日本の森林資源の回復過程を組み込んだ新たな土壌炭素循環モデルを構築した。本研究の取り組みは、我が国の温室効果ガスインベントリ報告書の策定を支援し、気候変動対策の政策推進に寄与するものである。