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2020 年度 研究成果報告書

人為起源粒子(PM1)の高時間分解測定と北東アジアの実態解明

研究課題

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研究課題/領域番号 17K00535
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 環境動態解析
研究機関埼玉県環境科学国際センター

研究代表者

米持 真一  埼玉県環境科学国際センター, 大気環境担当, 担当部長 (90415373)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2021-03-31
キーワードPM1 / 無機元素 / 高時間分解測定 / 人為起源 / 長距離輸送 / 富士山頂
研究成果の概要

国内ではほとんど計測事例のない粒径1um/m3以下の粒子(PM1)の実態解明を行った。PM714を用いたPM1とPM2.5-1の1時間値測定の結果、PM2.5が15ug/m3を超えた日のうち、年間で6~13日は自然起源粒子の増加が原因と考えられた。富士山頂でPM1を昼夜別に採取し、化学分析を行った結果、夜間のPM1に含まれるAs/V比が特に高値になった期間は気塊が大陸方面から直接運ばれていた。また、韓国済州島のPM1中のAs/VとPb/Znには経年的な減少が見られ、中国の大気汚染対策の効果が現れていた。元素間の相関を調べた結果、AsのほかMoとSbが指標として有効である可能性が示唆された。

自由記述の分野

大気環境工学

研究成果の学術的意義や社会的意義

PM1は燃焼等の人為起源粒子に特化した評価が可能になると期待されるが、これまでほとんど測定されてこなかった。PM1の1時間値を測定することで、PM2.5濃度増加の原因が人為起源か自然起源かが分かるようになり、また、富士山頂や韓国済州島をフィールドとした本研究によって、大陸から長距離輸送されるPM1の指標として有効な元素を抽出することができた。

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公開日: 2022-01-27  

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