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2020 年度 研究成果報告書

突然変異生成におけるDNA構造位相と転写・修復・クロマチン構造変換の共役

研究課題

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研究課題/領域番号 17K00566
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 放射線・化学物質影響科学
研究機関国立医薬品食品衛生研究所

研究代表者

堀端 克良  国立医薬品食品衛生研究所, 変異遺伝部, 室長 (40402995)

研究分担者 増村 健一  国立医薬品食品衛生研究所, 変異遺伝部, 室長 (40291116)
山田 雅巳  防衛大学校(総合教育学群、人文社会科学群、応用科学群、電気情報学群及びシステム工学群), 応用科学群, 教授 (80230481)
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
キーワード転写 / 突然変異 / DNA修復 / 遺伝毒性
研究成果の概要

突然変異とDNA複製には密接な相関関係があり、神経系などの細胞分裂がほとんど起きないサイレントな組織ではDNA複製の頻度も少なく突然変異は生じにくいとされているが、実際にはサイレントな組織・細胞でも突然変異や癌が生じる。サイレントな組織・細胞での突然変異発生メカニズムとして、"転写に関連した突然変異生成"に着目し、それを解析するための新たな突然変異解析系を開発した。これを用いた解析の結果、ドキシサイクリン誘導により標的遺伝子カセット上に転写装置を通過させることで、転写非誘導時と比較して突然変異体頻度が5倍程度上昇することを明らかにした。

自由記述の分野

遺伝毒性学

研究成果の学術的意義や社会的意義

突然変異とDNA複製には密接な正の相関関係があるとされており、これまではDNA複製の頻度が低い、あるいは細胞分裂活性が低い状態での突然変異生成についての研究は、酵母を用いたごくわずかであった。今回、"転写に関連した突然変異生成"を解析する新規実験系を確立したことで、これまで不明であった遺伝子発現過程によって生じる突然変異生成のメカニズムを解明することにつながり、さらには神経系などの細胞分裂がほとんど起きないサイレントな組織での突然変異生成や発癌過程メカニズムの解明につながる。

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公開日: 2022-01-27  

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