本研究では、地震災害廃棄物管理における(1)共助の活動ポテンシャル (2)共助ネットワークの構造 (3)ソーシャル・キャピタル(SC)の経年変化に伴う共助ネットワークを明らかにした。共助行動は、市民のもつSCネットワークを介して行われる点に着目し、共助ネットワークの構造を明らかにした。加えて、災害からの復旧には、SCを用いたコミュニティのレジリエンス(回復力)が必要である点に着目し、コミュニティレジリエンスの空間特性を明らかにした。コミュニティ内及びコミュニティ間のSCネットワークを推計し、大都市における弱いSC連携の有効性を示した。
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