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2021 年度 実施状況報告書

広島市・長崎市における被爆樹木の保全活用に関する環境政策上の現状と課題

研究課題

研究課題/領域番号 17K00680
研究機関筑波大学

研究代表者

鈴木 雅和  筑波大学, 芸術系(名誉教授), 名誉教授 (40216437)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2023-03-31
キーワード被爆樹木写真集 / AmazonKindle / 電子出版 / 被爆樹木展 / 被爆遺産
研究実績の概要

1)被爆樹木に関する社会的関心を高めるために,これまでの研究過程において撮影した広島と長崎における被爆樹木の現況写真を編集して,2021年8月6日の原爆記念日に写真集 鈴木雅和,「ヒロシマ・ナガサキ被爆樹たちの肖像」,2021,1-35pp,としてAmazonのKindleにより電子出版した。日本国内・アメリカ・ドイツからダウンロードされた。
2)被爆樹木に関する文化財の国指定について,広島市と長崎市に問題提起しているが,コロナ禍のため直接打ち合わせすることが困難な状況であり,文化財としての要件を満たすための文献・資料調査を行った。
3)被爆建物の保全と被爆樹木の保全を一体的に捉え,広島県の旧広島陸軍被服支廠レンガ倉庫の保存について,広島県知事に意見を具申した内容に基づき「被爆遺産の点・線・面」というタイトルで,旧広島陸軍被服支廠および被爆樹木の保全活用に関する意見として,市民活動グループのWebサイトHihukushoLABから依頼を受け投稿した。マスコミの関心と市民の意識も高まり,当初取り壊す予定であったが,保存活用する方向に広島県の方針が変化した。現在,県が主体となって市民参加の保全活用のための大規模ワークショップが計画されており,資料提供を行った。
4)広島市植物公園「被爆樹木展75年目の記録」に資料提供協力を行い,その記録が広島市植物公園,広島市植物公園栽培記録第42号,2021,p1-4に掲載された。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

コロナ禍により,被爆樹木の各種測定調査が不可能となった。広島市・長崎市との被爆樹木保全に関する協議が滞っており,文献資料調査に終始している。

今後の研究の推進方策

新たな測定・調査は行わず,これまでの研究成果を最終報告書としてまとめることとした。

次年度使用額が生じた理由

コロナ禍において,実質的作業が進まずに使用できなかった。
広島県主催の被爆遺産に関する保全活用ワークショップに参加する旅費として使用する計画である。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2021 その他

すべて 図書 (1件) 備考 (1件)

  • [図書] 写真集 ヒロシマ・ナガサキ被爆樹たちの肖像2021

    • 著者名/発表者名
      鈴木雅和
    • 総ページ数
      35
    • 出版者
      Amazon Kindle
  • [備考] 被爆遺産の点・線・面

    • URL

      https://hihukusho-lab.org/

URL: 

公開日: 2022-12-28  

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