研究課題/領域番号 |
17K00716
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
堀田 典裕 名古屋大学, 工学研究科, 助教 (00283391)
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研究分担者 |
片木 篤 名古屋大学, 環境学研究科, 教授 (70204419)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | モータウン / 建築デザイン / 都市デザイン / 自動車 / 工場 / 地形 / 形態分析 |
研究実績の概要 |
日本の〈モータウン〉事例について、『〈モータウン〉のデザイン』(名古屋大学出版会)を上梓し、以下7誌書評において、高い評価を得ることができた。『建築史学』(第72号、2019年3月)、『 西日本新聞』(2018年9月1日付)、『東京新聞』(2018年8月19日付)、『中日新聞』(2018年8月19日付)、『週刊読書人』(2018年7月27日号、第3249号、特集「2018年上半期の収穫から)、『LANDSCAPE DESIGN』(第121号、2018年8月)、『CAR GRAPHIC』(2018年8月号、第57巻第8号)また、同著に関連する対談「クルマの、クルマによる、クルマのための環境デザイン」を、2018年7月30日に丸善名古屋本店にて、丹羽誠次郎(愛知学泉大学家政学部教授)と行った。 欧州の〈モータウン〉事例について、昨年度に引き続いて「日本自動車工業会 自動車図書館」が所蔵する資料を中心に、主要自動車組立工場の総覧リストと分布マップの作成した。また、本年度は「トヨタ博物館 図書室」が所蔵する資料についても渉猟することができた。本年度は、バーミンガム・アイントホーフェン・ヴォルフスブルグ・シュトゥットガルトを巡検し、組立工場周辺の地形とその配置に関する資料収集を行うとともに、各工場関連施設デザインの踏査調査を行った。さらにまた、次年度以降の調査内容について、研究分担者および研究協力者と打ち合わせを行った。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
日本の〈モータウン〉事例について、『〈モータウン〉のデザイン』(名古屋大学出版会)を上梓し、好評を博したため。また、欧州の〈モータウン〉事例について、主要工場の労働者関連施設に関する大量の資料を入手することができたため。
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今後の研究の推進方策 |
欧州の〈モータウン〉事例について、主要工場に関する総覧リストと分布マップを一層充実させ、各事例の建築・都市デザインに関する分析結果を発表する予定である。
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次年度使用額が生じた理由 |
物品費(図書)について、端数による残額が生じたため。次年度の物品費(図書)に充てる予定である。
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