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2020 年度 実施状況報告書

時間モデルの追加によるメンタルモデルの拡張化とデザインへの応用

研究課題

研究課題/領域番号 17K00739
研究機関京都女子大学

研究代表者

山岡 俊樹  京都女子大学, 家政学部, 教授 (10311789)

研究分担者 森 亮太  長野県短期大学, その他部局等, 准教授 (40723440) [辞退]
土井 俊央  岡山大学, 自然科学研究科, 助教 (20794077)
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2022-03-31
キーワードメンタルモデル / Structural Model / Functional Model / タスク / 待機時間
研究実績の概要

機器・システムを操作する際のタスク間の操作待機時間がユーザのメンタルモデル構築に,どのように影響するのか調べた.実験目的として,CDクロックラジオでCDを聞くセッティングを行う際,一部タスク間の操作待機時間の長さ(約5-10秒)が,ユーザのメンタルモデルにどのように影響するのか調べた.実験協力者はCDを再生するように京都女子大の学生6名(学部3年4名,博士前期2年1名,博士後期3年1名)と実験助手1名の7名に行ってもらった.結果・考察として,7名の内,1名ができなかった.残りの6名はできた1名を除いて,偶然できただけで,なぜできたか説明ができなかった.5名の操作時間は25秒から3分25秒であった.時間のメンタルモデルについて考察するとドリップ式でコーヒーを手で入れる場合,フィルターでのコーヒーの水分量を見てお湯を注ぐ.このように道具の状況を見て,ユーザは操作を行う.同様に今回の場合,タスク間に約2秒以上待機時間が多くとる場合は,ユーザ側にその情報を提供して,正しいメンタルモデルを構築する必要があるのが分かった.以下,その提供方法を述べる.
①待機時間をタスクとして位置づける.②次に行うタスクの明記の2項目である.

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

コロナ禍の為,科研以外に時間を取られたことと実験協力者を集めるのが困難だったためです.

今後の研究の推進方策

メンタルモデルと時間との関係は,ある程度解明できてきているが,温かいデザインやUX(ユーザ体験)などによる感情の影響も調べていきたい.

次年度使用額が生じた理由

コロナ禍により,予定していた海外出張や国内での学会発表が一部延期になるなどにより,予算を消化できませんでした.

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2020

すべて 学会発表 (3件) (うち国際学会 1件)

  • [学会発表] 操作待機時間の有無によるメンタルモデル構築の差2020

    • 著者名/発表者名
      山岡俊樹
    • 学会等名
      人類働態学会
  • [学会発表] Mental Model Construction Process and the Time Variation2020

    • 著者名/発表者名
      Toshiki Yamaoka
    • 学会等名
      ACHI 2020
    • 国際学会
  • [学会発表] 事前期待・事後評価方法の活用-UX,メンタルモデル,サービスデザイン-2020

    • 著者名/発表者名
      山岡俊樹
    • 学会等名
      第22回日本感性工学会大会

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公開日: 2021-12-27  

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