地方創生「生涯活躍のまち」事業による施設「シェア金沢」「輪島カブーレ」を調査事例に、地域連携・協働の地域づくりと推進のあり方を検討し、以下が明らかになった。 施設側による交流促進の場創出やしかけ等により、周辺住民の9割に事業が認知され期待されている。地域住民は、自らでできない地域課題(少子高齢化、空き家・空地化)解決を、外部人材・資源が強力に推進することを評価しているといえる。課題は以下である。住民は外出頻度が増え近所づきあいが広がったが、移住者との交流や協働には発展していない。今後は住民の中にも多主体をつなぐコーディネーターの存在が必要である。
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