研究成果の学術的意義や社会的意義 |
呈味素材 (食塩, ショ糖) の配合量を低減しても呈味 (塩味, 甘味) が十分に知覚できるようにして食品の低塩/低糖質化が図られ,咀嚼時には過剰に唾液を吸収することなく容易に破砕・小片化され,口腔中で形成された食塊が唾液を滲出することなく一体となって嚥下できるようにして咀嚼・嚥下が容易な低水分固体食品を3次元造形法するための基礎知見が得られた。『超高齢社会』と『多発する自然災害』という社会状況に対応する高齢者対応食品(咀嚼・嚥下容易食品,低塩/低糖質化食品)ならびに災害食(常温保存・流通可能食品)の開発に繋がる。
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