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2019 年度 研究成果報告書

産後うつと血中ω3系多価不飽和脂肪酸に関するコホート内症例対照研究

研究課題

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研究課題/領域番号 17K00849
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 食生活学
研究機関富山大学

研究代表者

濱崎 景  富山大学, 学術研究部医学系, 准教授 (50533494)

研究分担者 守口 徹  麻布大学, 生命・環境科学部, 教授 (10512006)
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
キーワードω3系多価不飽和脂肪酸 / 産後抑うつ / コホート内症例・対照研究
研究成果の概要

出産時に得られた母親の血清ω3 系多価不飽和脂肪酸(以下ω3)と1ヶ月後における抑うつとの関連を424名のケースと、年齢・学歴・世帯収入でマッチングさせた抑うつのない褥婦424名をコントロールとし、1:1のコホート内症例・対照研究を行った。その結果、総ω3は最低四分位と比較していずれの四分位でも統計的な有意差はなく、またトレンド検定でも有意な関連は認められなかった。また個別のω3(エイコサペンタエン酸、ドコサペンタエン酸、ドコサヘキサエン酸)においても特に有意差は認められなかった。

自由記述の分野

疫学調査、脂質代謝、メンタルヘルス

研究成果の学術的意義や社会的意義

産後抑うつは、その後の母親のメンタルヘルスや子どもの成長に対して影響があるとされており、周産期における重要な課題となっている。今までの疫学調査などから、ω3の摂取と産後抑うつとに関連がある可能性が示唆されてきた。本研究では、より摂取量を正確に反映するとされる血中のω3との関連を調査したが、特に統計学的に有意な関連は認められなかった。日本の褥婦では、この関連が認められるほどω3の摂取が低いとは言えないのかもしれない。

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公開日: 2021-02-19  

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